戸塚区・泉区 社会
公開日:2023.08.10
家族の形、多様化
増加する単身世帯
市も施策
家族の形は社会の情勢に合わせて変化する。「大家族」から「核家族」へと形態が変化して久しい。
しかし、総務省統計局の「国勢調査」で戸塚区の世帯状況を見ると核家族世帯割合は1995年の約69%から2020年の約63%へと低下した。
一方、この20年で増加したのは、「住み込みの雇人」のような形を含む、非親族世帯※と単身世帯だ。非親族世帯は95年の約0・2%から20年の約0・8%へと、単身世帯は約23%から約33%へとそれぞれ増加した。多様化が一層進む。
充実する行政のサービス
こうした状況を受け、市はそれぞれの世帯、世代に向け様々な施策を実施している。
地域少子化対策重点推進事業では子育て世代向けの父親講座や、子連れの人や妊婦が協賛店舗などでサービスを受けられるハマハグ推進事業に加え、単身者に向けた結婚のためのコミュニケーション能力向上等のセミナーを年に1回実施している。さらに子の結婚を望む親に向けたセミナーもある。
また、高齢世帯向けの「高齢者向け地域優良賃貸住宅」では、バリアフリーに特化した賃貸住宅を提供。収入により家賃補助の支給もある。さらに「ひとり暮らし高齢者等への訪問」サービスでは、民生委員が高齢単身者宅を月に1度以上訪問し、孤立を防いでいる。
※05年以前と10年以後で定義変更あり。
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