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公開日:2023.09.28

大正小2年高山聡介君
天文宇宙学び、"銀河博士"に
高校レベルの検定に合格

  • 愛用の天体望遠鏡を前に、合格証書を手にする高山君

 大正小学校に通う2年生の高山聡介君が、第15回天文宇宙検定で2級に合格し「銀河博士」の称号を手にした。高校地学レベルの知識を必要とする内容で、主催者によると「小学生での合格はまれなケース」という。

 (一社)天文宇宙教育振興協会が主催する同検定は、例年5月と11月に実施される。1級から4級まであり、2級では天文学の知識、歴史のほか、時事問題なども出題される。主催者は「2級公式テキストは高校生以上を想定し、ふりがなも付いていない。小学生がこれを読み内容を理解するのは難しい」という。

4度目の挑戦で

 高山君は保育園に通っていた5歳時、宇宙をテーマにした図鑑をきっかけに興味を持ち始めた。コロナ禍で自宅生活を余儀なくされた頃でもあり、図鑑のページがバラバラになるほど読み込み「気が付いたら暗記していた」と、父の鎮雄さんは振り返る。広範囲に知識をバランスよく身につけてほしいと、鎮雄さんが同検定を見つけ、翌年から親子で取り組み始めた。

 年長で3級に合格したが、数学の計算式の理解なども求められる2級の壁は高かった。だが、2021年11月の初回受験で合格までわずかの点数まで迫ったことから、好きなゲームを我慢して1日1時間は過去問題などに取り組み、4度目の挑戦となった今年5月の受験で難関を突破した。

夢はノーベル賞

 宇宙の魅力について「最新の開発とか、生命体がいるのかとか、色んな話題があって尽きない」と、高山君は目を輝かせる。昨年は山梨県の八ヶ岳で天体観測ができるペンションに出かけ、そこで天体望遠鏡を購入したり、今年は長野県阿智村でスペースXによる衛星「スターリンク」が周回する様子を観測したりと、家族もその興味を伸ばそうと後押ししている。次なる目標は、星座や天体観測を出題分野とする星空宇宙天文検定の1級合格。将来は「誰も見つけてないものを大発見してノーベル賞がとりたい」と、あくなき挑戦は続いていく。

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