皆様の声がカタチに！　市政報告
｢身寄りのない高齢者支援｣を推進
横浜市会議員中島みつのり

委員会をまとめる中島

　私は10月19日に閉会した第３回市会定例会・決算審査で、所属する特別員会の副委員長として各議員の質疑応答をリードしました。

　さて、日本は２０４０年には単身世帯が４割に達すると推計されています。いわゆる「おひとりさま」時代の到来です。わが党は強い課題意識を持っており、私も党政調会長の立場で研究を進めています。

　それを受け８月、この分野の第一人者で日本総研のシニアスペシャリスト・沢村香苗氏から「老後の面倒とは何か」をテーマに、全国に先駆けて自治体による終活支援を始めた横須賀市の取組み等について学びました。ご本人の希望に沿う葬送を行うため、官民連携で生前登録をしているとのこと。引き取り手のいない遺骨がこの30年間で５倍に増えていることが背景で、その多くは生前の身元が分かっている一般市民です。

市長も課題意識

　こうした経緯を踏まえ、会派として喫緊の重要課題に位置づけ、市会に臨みました。ポイントとしたのは「身寄りのない高齢者支援」。病気などでご自分の意思を表明することが難しくなってきた場合にも、しっかりと反映できる対策を進めるべき。現在身元保証等を行う民間事業者によるサービスもありますが、利用者の多くは一定の収入や資産を持つ高齢者に限られると思います。しかし、支援はあらゆる層に求められています。

　横浜市は対策として「エンディングノート」などの支援を行っていますが、十分ではありません。充実化が必要です。

　山中市長は議会の場で身寄りのない高齢者の支援は「家族、世帯の形が変わりつつある時代の中で、重要な課題」との認識を示しています。

　今後、横浜市も単身高齢者世帯はさらに増加します。私は国政と連携しながら、市の施策が着実に進むよう、取組んでまいります。

中島みつのり市議

神奈川県横浜市戸塚区原宿４丁目13-12

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