東俣野町歩道橋の通路部に10月、国土交通省は太陽光発電式のLED灯を2基設置した。夜間、周辺がまだら状に暗くなることに加え、今年2月、近くの国道1号で殺人事件が発生したことに対する措置。同省によると、既存の歩道橋に照明を後付ける類例は少ないという。
1968年4月に架設された同歩道橋。国道1号と県道30号戸塚茅ヶ崎線をまたいでいることから、通路部の距離が約49mと長い。大きな道路標識2つが周辺の照明を遮断してしまうこともあり、夜間になると暗い部分が生じていた。
加えて今年2月午後6時頃、近くの国道1号の歩道(東俣野町)で藤沢市に住む70代の男性が散歩中に棒のようなもので頭部を殴られ殺害された。しばらく捜査が続いていたが、6月に60代の男が殺人の疑いで逮捕されている。こうしたことが重なり、地域住民から対策を求める声があがり、地元議員などからも防犯灯の設置要望が同省にされていた。
国道1号の同歩道橋を管轄する、湘南出張所は10月、歩道部に太陽光で蓄電できるLED灯を2基設置。通常は歩道橋を新設する際に照明を設置するため、今回のような後付けは珍しいという。担当者は「今後、同じような対策を取るかは決めていない。地域からの要望があった場合に検討する」と話す。
地域住民からは「以前よりは明るくなっており、安心して歩道橋を通れるようになったのは良いことでは」などの声が寄せられている。
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