戸塚区・泉区 トップニュース文化
公開日:2023.11.30
区内ダンススタジオ
映画のワンシーン監修
生徒ら出演、挿入歌も担当
区内のダンススタジオ「UNISTA」(前澤高行代表取締役)が、映画「TOKYO,I LOVE YOU」(中島央監督・脚本)のダンスシーンをプロデュースした。迫力ある動きで観衆を圧倒しながら、メインテーマである”愛”を伝える。
同作品は、今後の活躍が期待される若手俳優やモデルなどが多数出演し、全国映画館で上映。東京タワー、新宿、お台場の3カ所を舞台に恋人、親子、親友それぞれの関係性から愛の形を描いたオムニバス作品。
お台場編の主人公・リヒトは、闘病中の親友のために治療費を稼ごうと、賞金獲得を目指してダンスコンテストに出場する。初め、審査員と観衆はリヒトのダンスの実力を軽んじるが、音楽に合わせてステージで踊り始めると――。
「圧巻の動きを見て」
ダンスをプロデュースしたのは、同スタジオの講師を務めるMikiさん、AYAさんの2人。1曲を前半と後半に分けて、2人で振り付けを考えた。Mikiさんは「カメラワークも考慮しながら、どうしたら映像になった時に魅せられるかが課題だった」と、普段振り付けを決めるときとは異なる苦労があったことを語った。
リヒト役の山下幸輝さんは、高校生の時にストリートダンスの大会で優勝した経験を持つ。持ち前のセンスを生かしながらジャズの要素をダンスに組み込むため、山下さんと相談しながら振り付けをその場でアレンジすることもあった。
ダンス前半では、審査員と観客を引き込むような踊りを披露し、後半では曲の緩急を意識した大胆かつ圧倒的な動きで、会場を魅了していく。「一見ダンスには関係ないように見える愛を、振り付けで表現した。ぜひ楽しんでほしい」とMikiさんは話している。
以前から、中島監督と親交のあった前澤代表は、ダンス監督として今回の作品に協力。一部ディレクションにも携わった。
映画には、スタジオに所属する6人の講師と3人の生徒が出演しているほか、挿入歌も生徒の一人が担当した。上映情報は各劇場HP等を参照。
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