無線機とアンテナだけで、遠くの人と会話できる――。戸塚アマチュア無線クラブ(合場英樹会長)が7月27日(土)、初の交信体験イベントを開催する。主に小学生対象で、実際にマイクで遠方の無線局と交信する。メンバーは「無線や科学に興味を持ってもらえれば」と話す。
アマチュア無線は、個人的な趣味によって行う無線通信のこと。メンバーによると天候や環境など条件がそろえば、世界中どこでもつながれるという。
遠方との交信のためにアンテナや無線機を自作したり、より精度の高い通信方法を研究したりと楽しみ方は人それぞれ。メンバーの井上晃さんは「試行錯誤を繰り返す過程が醍醐味」と語る。
また、趣味にとどまらず、災害時には情報収集や救援要請手段などにも使用されている。
昨年3月に法改正が行われ、資格者の監督下であれば誰でも交信を体験できるようになった。
これを受け同クラブも今回初の体験会開催を決定。主に小学生を対象に、目に見えない電波や無線の存在を通信で実感し、科学の知識や技術に興味を持ってもらうことが目的。「将来は資格を取得して、高度な無線技術を探求してほしい」
舞岡地区センターで7月27日(土)。午後0時半からと1時半からの2回。各回先着10組。申込、詳細は同所【電話】045・824・1915または直接来館。
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