元ワーキングママがゆく 64 市政レポート 外せない、地域防災に女性参加 横浜市会議員 伏見ゆきえ
8月に行った市政報告会で、男女共同参画センター横浜の白藤香織館長に「男女共同参画の視点による地域防災への取り組み」についてお話をしていただきました。
災害が起きた際の影響は性別や年齢、病気や障害の有無、経済状況によってことなります。
阪神淡路大震災では、女性が男性より約1千人多く亡くなっています。この背景には経済的理由が挙げられますが、世界の研究においても、女性のほうが自然災害の影響を受けやすいことが明らかになっています。
避難所や物資の問題を共に解決
災害時に女性が抱える困難には「授乳や着替えをする場所がない」「女性ばかりが毎日大量の炊き出しを担当し、疲労困憊した」「年齢や性別問わず性被害が起きていた」など。避難所で受け取る物資においても、女性が必要と感じる物資と、男性が必要と感じる物資の差が大きくありました。
元日に起きた能登半島地震では、介護や育児、看護などのサービス復旧が遅れたことから、それらの役割を女性が一気に担うことになったそうです。避難所で抱える女性の課題を解決するためには平時から、自治会を含め地域での取り組みに女性が積極的に加わる必要があると考えます。
子育てや介護、日々の家事の負担を多くの女性がまだまだ担っている中、 少しでも地域で話し合いの場を持ち、さまざま立場の人が災害時に備えた話し合いをすることが必要だと考えます。
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