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公開日:2025.05.08

大正地区社協
「おさんぽマップ」が完成
「自分のまち、好きになって」

  • 「大正地区おさんぽマップ」を持つ萩谷会長(左)と中山さん

 大正地区社会福祉協議会はこのほど、「大正地区おさんぽマップ」を作成した。同地区とその周辺の歴史的スポットや、美しい景観などを巡る7つのコースを掲載。同会の萩谷邦昭会長は「自分の住む場所を良いところだなと感じられるきっかけになれば」と話した。

 マップの作成は、同協議会が取り組む戸塚区地域福祉保健計画(とつかハートプラン)の地区別目標の一つ。

 コースごとに作成した地図上に各スポットの写真を掲載し、補足情報や歴史などを添えて1つの冊子にまとめた。

 冊子はA4サイズで全19ページ。計7000部が同地区の自治会町内会や地域ケアプラザ、小中学校などに配布された。主に制作を担った同協議会の事務・中山正さんは「小学校の先生から『授業で使いたい』と言ってもらえたのがうれしかった。多くの人に利用してもらいたい」と話した。

地域活動は誰でも歓迎

 制作に先立って2021年、地域住民にアンケートを実施した。地域の自慢できるスポットや散策コースを募り、大正地区に縁のある7コースに厳選。中山さんらは昨年3月から、同協議会の鎌田美英子副会長の案内でコースを歩き、道のりやスポットの所在地を確認した。

 中山さんは「当初は1つにまとめる予定はなかった。ほかの地区のマップも参考にする中で、全コースを統一してまとめた方がわかりやすいと考えた」と話す。

 また冊子の制作は大正地区以外からも協力を得た。小嶋きららさんはその一人で、マップのイラストを担当。萩谷会長は地域活動の場所で絵を描くのが得意な小嶋さんに出会い、制作を依頼したという。萩谷会長は「地域のために何かしたいというやる気がある人なら、大正地区以外の人でも歓迎」と話した。

 今後は掲載コースを散策するイベントを春と秋に実施予定。萩谷会長は「まちの魅力を知れば、もっと良くしたいという気持ちになるはず。それが今後のハートプラン推進にもつながる」と期待を込めた。

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