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公開日:2025.06.26
戸塚区環境活動団体
柏尾川清掃を「ボートで」
ごみ回収に新たな手段
戸塚区を流れる柏尾川で6月7日、初めてボートでの清掃が行われた。主導するのは区内の環境活動推進団体「とつかエココーディネーター協議会」の会員らからなる柏尾川清掃プロジェクト。今後、同会の定期的な清掃活動の一環として、継続される予定だ。
第1回目の清掃となった今回は、イオンスタイル戸塚裏の元町橋から戸塚区総合庁舎付近の朝日橋までを活動範囲とした。3人体制を基本として、漕ぎ手とゴミを拾う係の2人がボートに乗り、地上ではもう1人が万が一に備えて現場を見守る。
ボートに乗ることで、川岸からは届かない場所や深さのある場所を清掃できる。かぎ爪が付いた手製の棒を使用しかき集めたごみは、ボート後方につなげたそりに載せて運んだ。プロジェクトリーダーの関根真二さんは「タイヤや自転車、機械類など大型のごみが多かった」と話した。
今後、継続するうえで課題となるのは、清掃ルートの確認とボートの操作向上。関根さんは「今はまだ、試行錯誤の段階。いつか京都の鴨川のように、柏尾川を地域の人の憩いの場所にしたい」と目標を語った。
「ポイ捨て」目撃が契機
関根さんがボート清掃を考え始めたのは、5年ほど前に川への「ポイ捨て」を目撃したことがきっかけ。自宅近くの川をのぞくと、たくさんのゴミに気づき、ショックを受けたという。
現状を改善するため、ボートに乗り清掃する方法を思いつき、情報収集を始めた。同様の活動が千葉県の大堀川で行われていることを知り、2度視察。さらに、同協議会が柏尾川沿いの清掃活動を行っていることを知り、昨年入会した。
本格的な実施に向けて同協議会の協力を得ながら今年5月初旬に、試験運行も実施。また(公財)河川財団の助成金を受けボートも購入した。今後は、地上での清掃活動と同時並行でボート清掃も実施するという。
次回は7月5日(土)を予定している。関根さんは「いろいろな人の協力で実現できた。今後は上流のエリアも清掃できれば」と話した。
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