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公開日:2025.07.03

横浜未来看護専門生
戸塚小で「いのちの授業」
児童、心臓マッサージ体験

  • 心臓マッサージの指導をする学生と、体験する児童

 横浜未来看護専門学校(矢部町365の2)の学生らが6月23日、戸塚小学校で5年生を対象に「いのちの授業」を実施した。学生が自ら講師となり、救命処置の方法や万が一の際の行動について体験を交えて伝えることで、児童は命を守るための行動を学んだ。

 講師として「いのちの授業」に参加したのは、同専門学校の2年生15人。カリキュラムや実習の一環ではなく、自ら参加を希望した有志が集まった。

 学生は、通行人が突然倒れてしまった際の救急処置を寸劇で披露し、AEDの使用方法や心臓マッサージのデモンストレーションを実施。緊急時でも、安全を確認しながら落ち着いて行動することの重要性を伝えた。

 さらに各クラスごとに学生がつき、児童に心臓マッサージの手順を指導。児童は適切な手の形や位置、テンポなどを教わり、人形を使って体験した。

 さらに、同専門学校の運営母体・TMG(戸田中央メディカルグループ)の緩和医療特別顧問で医師の高宮有介さんが児童に向けて講義を実施した。医師である高宮さんの専門はがん患者の心と身体に寄り添う緩和ケア。これまで見てきた患者の様子や言葉などを紹介し、日々を大切に生きることの意味を伝えた。

教えることで自信に

 戸塚小学校で「いのちの授業」が行われたのは、今回で2度目。昨年は高宮さんの講義のみだったが、学生から協力したいとの声が上がり、今回から実践的な内容も含む学生主体の授業内容に変更となった。

 同専門学校の担当者は「学生たちも誰かに教えることによって、身につけた知識や技術を再確認できる。それが自信にもつながっている」と語った。

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