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公開日:2025.10.16

戸塚警察署野村さん
剣道全日本に挑む
心技体を極めて勝つ

  • 上段の構えをする野村さん

 戸塚警察署所属の野村洋介さん(35/警部補)が11月3日(祝)、日本武道館で開かれる「全日本剣道選手権大会」に神奈川県代表として出場する。日本一になることを目標に、日夜厳しい訓練に身を投じている。

 同大会は各都道府県の予選を勝ち抜いた64人が集まり、トーナメントで勝敗を決める個人戦。神奈川県からは野村さんを含めた2人が出場し、日本一を目指して競う。

 野村さんは戸塚警察署所属で剣道特別訓練員も兼務し、日ごろから専門的な訓練と指導を行っている。錬士七段を持ち、同大会出場は7年ぶり2回目。前回出場時はベスト16にとどまったが、「目指すのはもちろん、日本一です」と熱く意気込みを語った。

攻撃特化「上段の構え」

 群馬県出身の野村さんが剣道を始めたのは、小学1年生のころ。兄の影響で自らも習い始め、剣道一筋で続けてきた。「試合に勝つことが、とにかく楽しかった。練習はきついが、周囲の人にも恵まれてきたから今まで続けてこられた」と野村さん。テレビで中継されていた全日本の舞台を夢見て警察官を志し、剣道特別訓練員として採用された。

 野村さんはあこがれの選手にならい、大会出場者の中でも珍しい「上段の構え」を取る。通常の中段の構えと異なり、竹刀を頭上に振りかぶる基本姿勢で籠手・喉・胴が相手に見えている状態から、打ち下ろすようにして攻める。「攻撃特化型だと思います。相手に負けない気持ちを常に大事にしているので、それが基本姿勢に表れているのかも」と話した。

 10月21日(火)には全国警察剣道大会も控えており、より一層訓練に打ち込む日々だ。生活の中でも、体力回復に適切な休息や栄養バランスのとれた食事を研究するなど余念がない。「年齢的にはベテランの域。今後、信頼される指導者になれるように競技者として剣道を突き詰めたい」

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