栄区初 高齢者等の買い物を代行 今月から横浜市と福祉クラブ生協が協働で
福祉クラブ生活協同組合(喜代永真理子理事長/本部・港北区)が今年度の横浜市の高齢者等買い物サポート事業・協働団体に選定され、4月1日から栄区など市内4区でサービスを実施している。
高齢者等買い物サポート事業は、商店街の衰退や団地内のスーパーの撤退などにより、日常の買い物に支障をきたしている市民が増えていることを受け、国のふるさと雇用再生特別交付金を活用し、22年度から横浜市が始めたもの。横浜市の募集に対し、応募のあった団体の中から、22年度は9団体、23年度は12団体が選定された。
福祉クラブ生活協同組合はこれまでも、長年住み慣れた地域を離れることなく安心して暮らすことができる「在宅福祉支援システム」づくりを目指し、組合員同士の助け合いによる宅配や家事介護、食事などさまざまなサービスを行い、待機型ケアネットワークを構築してきた。
同事業の協働団体に参入することで、待機型ケアネットワークの意義を社会化し、認知度を高めるねらいがある。
妊婦や子育て世代の人も
同事業で行うのは「共同購入品による週1回の買い物代行」と「共同購入品にはない生活範囲内での電球等の買い物代行」、「買い物同行」の3サービス。配達時などに顔を合わせることで安否確認や組合員のニーズのキャッチなどにもつなげる。高齢者のほか、妊婦や幼児のいる子育て世代なども含め、日常の買い物に支障のある人が対象。
利用希望者は同組合に連絡の後、コーディネーターから各サービスの説明を受けて組合員に加入し、サービスを受ける。加入時に1000円、以降毎月1000円と利用時に各サービスに応じた料金が必要。
共同購入は購入した商品代(週1回・配達料無料)、共同購入外の買い物代行は購入した商品代と月/3500円(週1回・約20分・税込)、買い物同行は1時間/997円(税込)。
問い合わせ・申し込みはDayいのやま(犬山町)【電話】045・897・4850まで。
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