節電の夏 熱中症に注意を 救急搬送増加 市が呼びかけ
横浜市消防局は、節電でエアコンの使用を控える人が増えるとの予測を踏まえ、熱中症への注意を呼びかけている。
6月下旬に続いた猛暑の影響で熱中症による救急搬送は市内でも増加。5月1日から6月30日までで98人が搬送され、前年同期と比べ約5倍になっている。栄区内では3人と少ないものの、今後も暑い日が続くことから注意が必要だ。
また、市内で搬送された熱中症患者の半数は高齢者で、同局では「室内に温度計を設置し、28度以上になったらエアコンを使う、自宅内で風通しのよい涼しい場所を探しておく、体調が優れない場合は早めに診察を受ける、喉の渇きを感じる前に水分・塩分補給する、こまめに休憩をとるなどが効果的。特に汗をかきにくく、暑さを感じにくい高齢者や体温調節機能が未熟な子どもは注意してほしい」と話している。
熱中症の症状には、めまいや大量の汗、頭痛や吐き気などがあり、重症化すると意識障害やけいれん、運動障害などが起こる。涼しい場所へ移動し、水分と塩分を補給して体を冷やすことで応急処置ができるが、脱力感や倦怠感が強く、動けない場合、意識障害などがある場合は救急車を要請する必要がある。
市では予防策などをホームページに掲載している。
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