震災時の「減災」を目指す栄消防署は10月11日、栄公会堂で「知って得する防災の知恵講演会」を行い、約50人の区民が集まった。
同講演会は地震発生時、身の安全が確保できた後に心配になるガスや水道などのライフラインについて、止まった場合の措置や復旧方法などを知ってもらい、少しでも被害の軽減につなげようと企画されたもの。東京ガス(株)横浜支店の職員と、横浜市水道局港南・栄サービスセンターの職員を講師に迎えた。
講演では各地域にある災害用地下給水タンクの仕組みや、震度5程度で緊急停止する各家庭のガスメーターなどについて説明。聴講者からは「ハード面がしっかりしていることは理解できたが、職員の勤務時間外に災害が起きた場合、緊急給水栓は誰が開けるのか」など、万が一を想定した質問があがり、職員は各質問に丁寧に回答していた。
東京ガスの職員は「停電は想像できるが、水道やガスが止まった場合は想像しにくい。ガスメーターは地震で止まっても異常がなければ各家庭で復旧措置ができる。設置場所と復旧方法を日ごろから確認しておいてほしい」と話していた。
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