ホストファミリー 言葉の壁越え、心の交流 9家庭が「ワトト」メンバー受け入れ
現在行っている世界ツアーの中で日本を訪れ、6月9日に栄公会堂で行われた「栄ゴスペルフェスティバルWith石巻」(一般財団法人オアシス主催)に出演したアフリカ・ウガンダの孤児たちによる音楽グループ「ワトト・チルドレンズ・クワイア」。
栄区では「アフリカエイズ孤児を支援する女性の会」(輿石且子会長)が中心となり、ワトトメンバーのホストファミリーを募集。9家庭が3〜4人を受け入れた。
中野町に住む室井さん一家もその一つ。「英語は堪能ではないが、(内戦やエイズなどで親を失っている)ワトトメンバーの環境を理解し、温かく迎えたい」と洋さん、淳子さん夫婦で協力して受け入れることを決めたという。
8日夜には仙台で公演を終えた9歳のアイザック、11歳のマーヴィン、13歳のアーノルドと引率者が到着。翌日、栄公会堂での公演を終えたメンバーを再び世話した。
滞在中は同居する祖母の雅子さんや結婚前に英会話教室を開いていた淳子さんの妹も駆けつけて手伝い、折り紙で作った飾りで部屋を飾りつけ、手料理を振舞った。「疲れていても笑顔で、脱いだ服もきちんとたたみ、礼儀正しくて驚いた」と雅子さん。
夕食後には中学2年生の息子・健太郎君と小学5年生の大知君、その友人が集まり、花火やゲームを楽しむと、同世代ということもあり、言葉の壁を越えてにぎやかな笑い声が溢れた。
健太郎君は「英語は苦手であまり話しはできなかったが、家の中が明るくなってみんな生き生きしていた」と笑顔。淳子さんも「メンバーが少しでも楽しいと思ってもらえて、子どもたちが英語に興味を持つきっかけになってくれたら嬉しい」と話し、10日朝、メンバーを次の公演先に送り出した。
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