来年6月1日から3日に横浜で行われるアフリカ開発会議を前に横浜市は、市内の市立小中学校にアフリカ各国の人たちが出向いて交流する「一校一国運動」を展開している。将来を担う子どもたちがアフリカを身近に感じ、成長する機会にすることがねらいで、2008年度に横浜で同開発会議が開かれた際にも実施された。
栄区は、区内の全14小学校が参加。11月28日には庄戸小学校(三瓶徹校長)に駐日モロッコ王国大使館のラフシン・ラハムニ公使参事官らが訪れ、6年生の児童を前に「モロッコ王国の魅力と日本との関係」について講演した。
ラフシンさんは携帯ゲーム機などを例に挙げ、「日本では当たり前のことがモロッコでは当たり前ではなく、たくさんのアイデアを日本からもらっている」と話し、「日本の若者のアイデアとモロッコの若者のアイデアを分かち合いたい。分かち合うことで世界が変わっていくと思う」と呼びかけた。
児童は当日を迎えるに当たり、総合学習の中で3時間モロッコ王国について学習、理解を深めてきた。
区内小学校での一校一国運動は11月から順次行われており、来年2月ごろまでに全校が実施する予定。今後もタンザニアやナイジェリア、ルワンダ、ナミビアなどの国が各校に訪れ、児童と交流する。
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