台風による水害に備え 河川の溢水想定し、訓練
本格的な台風シーズンに備え、7月28日に栄第2水再生センターで「栄区水害対策訓練」が行われた。
訓練には栄区役所をはじめ、土木事務所、消防署、警察署、消防団、自治会・町内会、横浜建設業協会栄区会のメンバーら約200人が参加。台風により、柏尾川が増水して溢水の危険がある状況を想定し、栄区役所が関係機関と連携して広報車や広報スピーカーを活用、住民に自主避難を呼びかけた。また、消防団や建設業協会、土木事務所が積み土のうを作成、河川の様子を見に来た市民が橋脚付近で身動きが取れなくなっているという通報を受け、消防職員が救助活動を行った。
栄区では2004年10月に大型台風の直撃を受け、柏尾川が氾濫。900世帯に避難勧告が出され、飯島町や長尾台町などの一部が浸水被害を受けた。同被害を教訓に区は翌年度、町内に広報スピーカー等を整備。河川改修や下水道整備などを進め、現在は1時間に50ミリの降雨量には安全に対応できるという。
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