鯵の押寿し 100周年 大船軒 鎌女大とコラボ弁当 発売
(株)大船軒(黒田裕代表取締役社長)と鎌倉女子大学による「古今(こきん)鎌倉こまち弁当」が8月18日までの期間限定で販売されている。誕生100周年を迎える同社の「鯵の押寿し」と女子大生の感性が光るオリジナル寿しがコラボした弁当。価格は750円。
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「古今鎌倉こまち弁当」は、昨年3月に同社が「女性客をターゲットにしたお弁当」の開発をコンセプトに、同大学家政学部家政保健学科の高橋ひとみ准教授に協力を打診したことから企画が始まった。同ゼミの学生と同社の製造部の若手が中心となりプロジェクトチームを作り、月に2、3回の打ち合わせやメールでの調整などを重ねた。
同ゼミの学生たちが出したアイデアから、生産コストや採算性など実際に商品化できるかどうかを検証。意見をすり合わせながら試作を繰り返し、メニューを決めていった。食感や味付けの微調整、見た目の彩り、盛り付け方など一つひとつ課題をクリアしていき商品化を果たした。
学生ならではの発想も
プロジェクトチームでは疲労回復、食欲増進、美肌効果などの効用があるとされる酢に注目。鯵の押寿しには「赤酢」、カモ肉とあんずの寿しには「白酢」、しらすと海老の寿しには「ザクロ酢」(ホンチョ)を使用した。また、野菜のバジル炒めやデザートの梅味ゼリーが入っており、女子大生らしい感性が形となった。「カモ肉には『アップルジンジャージュレ』を添えるなど、若い女性ならではのアイデアが詰まっている。現場としても良い勉強になった」と同社は話す。
大船駅(南口弁当売店・西口自由通路惣菜弁当大船軒)、鎌倉駅(鎌倉名品店・ホーム売店)、藤沢駅(改札外売店)ほかで販売している。
同社は、昨年にも高橋ゼミとのコラボ弁当を3つ作成しており、今回で第4作目となる。
問い合わせは大船軒【電話】0467・44・2005へ。
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