スピーチフォーラム 日本の生活、驚きと感動 外国人が日本語で発表
あーすぷらざで9月7日、神奈川県内の日本語ボランティア教室とそこで学ぶ外国人を対象にした「日本語スピーチフォーラム」が行われた。
当日は、栄区を拠点にする「さかえ・日本語の会」などのほか、横浜や藤沢、大和、秦野の6教室が参加。外国人受講生が日本の生活で感じていることを日本語でスピーチし、外国人の学習を支えるボランティアも学習をサポートする中で感じたことなどを発表した。
介護施設で働くフィリピン出身の安良城メリージェンさんは、認知症の高齢者と辛さや嬉しさを分かち合うことで利用者と介護者、日本人と外国人という立場は関係ないと気付いたと言い、「利用者様は母親のよう。私は介護の仕事が大好き。自分に合っていると思う」と明るい笑顔で話した。
昨年11月から日本語の勉強を始めたというドイツ出身のヨアヒム・シュミットさんは、「東京はたくさん人が歩いているのに誰もぶつからないことに驚いた」と話し、会場の笑いを誘った。シュミットさんを支援する地球市民文化交流会・本郷台日本語会話の小林育代さんは「まだ学習を始めて間もないが、習ったことを発表したいという思いを尊重した。日本語の勉強を楽しんでいるので、私も楽しい」とやりがいを話した。
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