19日まで 足柄刺繍の世界 上田菊明さん作品展
上田さんと作品
足柄刺繍作家・上田菊明さんの作品展「足柄刺繍―絹糸との会話、繍の美―」が12月19日（木）まで、中区の神奈川県立歴史博物館コレクション展示室で開催されている。時間は午前９時30分から午後５時（入館は４時30分）、観覧は無料（月曜休館）。
上田さんは「足柄刺繍」の第一人者。明治末から大正・昭和期にかけ、足柄地方の一大産業として栄えた手工芸「縫箔」の技術を「足柄刺繍」と名付け、現代に伝えている。生地や絹糸にぼかし染めを施した立体的な表現方法が特徴で、伝統的なモチーフを現代風にアレンジした上田さんの作品は、国内外で高い評価を得ている。
作品展では、代表作の額装品や小物類など26点が出品され、繊細で華やかな足柄刺繍の世界を堪能できる。
問い合わせは県教育委員会教育局生涯学習課【電話】０４５・２１０・１１１１（内線８３３８）。
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