上郷開発 賛同者が公述を申し出 1124人分を市に
東急建設(株)が横浜市に対して行っている上郷猿田地区の都市計画提案について、栄区東南部地区住民有志と提案区域の地権者11人は4月7日、同提案に対する賛同者1124人の公述意見申出書を携えて市役所を訪れ、建築局の坂和伸賢局長に提出した。
これは、市が住民の意見を聞くために5月20日に桜井小学校で行う提案公聴会を見据えたもの。公聴会では申出書を提出した人から抽選で10人程度が選ばれ、意見を述べるが、計画の賛否等を勘案して人数を割り振ることになっている。締切までに申出書を提出した人は約2500人だった。
申出書の提出後、地権者代表は坂和局長に対し、大型店舗ができることで若い人を中心に活気のあるまちとなることや、医療モールができることで医療の充実につながること、十分な緑地や農地を将来にわたって残せることなど同提案のメリットを説明。代表は「栄区に住んでいる人たち、将来住む人たち、そして栄区のみならず横浜市の発展にとっても、緑と都市生活の利便性を備えたバランスのとれた計画になっている」と話し、「ぜひ実現したい。そういう強い気持ちを受け止めてほしい」と訴えた。
また、申出書と共に林文子市長宛てに同提案の採用を強く希望する旨の要望書も提出した。
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