県立金井高校(林忠校長)弓道部の冨田愛海さん(3年)が8月7日から東京都で行われる全国高等学校総合体育大会(インターハイ)へ初めて出場する。
冨田さんは5月から行われた神奈川県予選に参加。個人戦の予選で8射中7射を的中させた12人で争う決勝に進出した。
決勝は一本競射と呼ばれる方式で、各選手が1本ずつ弓を引いて的中できなかった人から脱落していく。冨田さんは2本目まで的中させて最後の3人まで残ったが、3本目を失敗。優勝は逃したが、その後の2位争いを制して県で準優勝。個人では、上位2人に与えられるインターハイ出場権を初めて獲得した。
冨田さんはこれまでは特に目立った成績を残せていなかったというが、県予選を「(調子の)波の最高潮が決勝の日にあたった。決勝の前日は弓を引くのが楽しかった」と振り返る。
インターハイへの出場は、同部として5年振り。しかし、これまでにインターハイでの入賞経験はないため、冨田さんの活躍に期待がかかる。同部の顧問を務める後藤慧美先生も「予選は勝って、(決勝が行われる)2日目まで残ってほしい」と話す。
「まだ実感がない」と冨田さんは話すが、初のインターハイに向けて「自分の出せる力を出したい。きれいな射でインターハイを迎えたい」と意気込んでいる。
同大会は8月7日から10日まで、東京都の東京武道館で開催される。
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