昨夏、栄区障害児余暇支援事業「さかえ・ほっとスクール」に夫婦で参加し、ボランティア活動の楽しさがよみがえってきた―。
飯島町在住の松島哲也さん(44)、奈緒さん(39)夫妻は、ボランティア活動を通じて知り合い結婚したという。哲也さんは20代のころ、横須賀の県立臨海青年の家(当時)でボーイスカウトやガールスカウト、子ども会など宿泊する人の手伝いなどをするボランティアスタッフを務めていた。一方、奈緒さんは平塚「湘南青少年の家」(当時)で火起こしの手伝いをするなど子どもたちと遊ぶ体験をしていた。
「神奈川県立三浦ふれあいの村」(現在は運営母体が異なる)で毎年秋「わんぱく王国」というイベントがあり、お互いボランティアスタッフとして参加し、そこで2人は知り合う。運命的な出会いだった。
9年前、栄区へ転居。ボランティア活動はしばらく休止状態だったが昨年、奈緒さんが目にしたタウンニュース栄区版の記事がきっかけで活動を再開。「楽しかった」と奈緒さん。「僕もやろうかな」と哲也さんが始めるのに時間はかからなかった。
今、哲也さんが活動しているのは、笠間・豊田地域ケアプラザ合同事業「障害児余暇支援事業」、豊田地域ケアプラザを利用している「青年学級」、中途障害者地域活動センター「わ〜くくらぶ・さかえ」、さかえ次世代交流ステーション内「放課後等デイサービス・ぴっころんど」。奈緒さんは現在、「パソボラ横浜」で週2回、そして「ぷらさんぬ」で週1回活動している。夫婦別々に活動中。だが今春、中野地域ケアプラザで行われる「山田陽治さんによる自然の楽校」では松島さん夫妻そろっての参加となりそう。
奈緒さんは言う。「(ボランティア活動に)参加してみたいと思ったら一歩前に歩を進めて欲しい。自分の幅が広がる」
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