上郷地区センターでは、子どもたちに読書に親しんでもらおうと独自の取組を行っている。
栄区が昨年12月から配布している「読書貯金通帳」。読書が習慣となることを目指して作成したもので、本のタイトルや著者、感想などを記入できる冊子だ。同所では、本を読んで記入したこの冊子を持参した小学生を対象に、キャラクターのシールを貼る取組を2月から実施している。
シールは子どもたちに人気の妖怪のアニメや、映画でも話題になった作品など数種類を準備。1〜9冊目までは小さいシール、10冊目では大きなシールを選んで貼ることができ、さらに50冊を読んで冊子の全ての欄に記入すると、カラーペンを1本プレゼントするという。
通常はスタンプのみ
通常では50冊の記入が終わって冊子を栄図書館に持参すると、裏表紙の認定証にスタンプを押印する。しかし同所では、子どもたちが本を読むきかっけになればと独自にシールを貼ることを企画。スタッフは「最後のスタンプだけでなく、1冊からご褒美をあげても良いのではと思った」と話す。
取組を始めてから約2カ月。実際にシールを集めようとたくさんの本を読んで記入する子どももおり、さらに子どもたちとスタッフが話すきっかけにもなっているという。中には子どもに読み聞かせをした母親が冊子に記録をつけて、子どもに好きなシールを貼らせるという使い方をする人もいるなど、それぞれの方法で冊子が活用されている。
今後もこの取組は継続予定。「まずは本を手に取るきっかけになれば」と同所スタッフは話している。
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