栄区役所は先ごろ「平成26年度栄区民アンケート」の集計結果を発表した。生活環境の満足度を問う設問では、ごみの収集や公園などに満足する回答が上位となり、セーフコミュニティの認知度も昨年度から倍増していることが分かった。
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栄区民アンケートは、地域の生活環境や自然環境、福祉・保健といった身近なことについて区民から意見を聞くもの。5年に1度実施されている「栄区民意識調査」を補完する役割を持ち、区民の意識変化を継続して把握する目的で行われている。
アンケートは昨年11月21日から12月26日の間に実施。住民基本台帳から無作為に抽出した区内在住の20歳以上の人、1500人が対象で744件の回答を得た(回収率49・6%)。
質問は生活環境や区の魅力・活力づくり、道路・交通環境や利便性、健康・医療、セーフコミュニティについてなど全28問。
交通・買い物の不満根強く
現在の生活環境についてでは、「ごみの収集、リサイクル活動」や「公園」「緑地と水辺環境」に「満足」「どちらかと言えば満足」しているという人が7割を超えて上位。一方で、「幹線道路の整備」「バスの利便性」「買い物環境」の項目では、「不満」「どちらかと言えば不満」の回答が3割を超えて多かった。
「満足」「不満」の上位3つは、昨年度のアンケートと同様の結果。区民はリサイクル活動や自然などの環境に満足している一方、交通や買い物環境への不満は根強いようだ。
セーフコミュニティ少しずつ浸透
区が2013年10月に国際認証を取得した「セーフコミュニティ」についてでは、取り組みを進めていることを「知っている」と答えた区民は163人で21・9%。昨年の11・3%から10・6ポイント増加した。「知らない」という回答は8・1ポイント減少し、76・3%となった。
区では昨年、セーフコミュニティの概要や活動をまとめた冊子の作成や、小中学生に向けたメッセージコンクールなどを実施。区内の団体などに向けて出前講座なども行ってきたことで、区民にも少しずつ浸透してきている。
今回の区民アンケートの結果は区役所ホームページから閲覧することができる。
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