県立柏陽高校で生徒が主体となって、防災の取り組みが行われている。7月16日には栄消防署による災害図上訓練(DIG)の研修が実施された。
DIGとは、地域で起こりうる災害についてデータを集め、地図上で考える訓練。今年度、横浜市内の県立学校では市消防局と連携した実践的な防災教育の取り組みを実施。同校では美化委員会環境係の生徒たちが担当となり、同校周辺の危険箇所や避難経路などが分かる地図作りを行う。
研修では栄消防署の職員が、DIGの目的や方法について説明した。パソコンで同校周辺の写真を見ながら、土砂災害警戒区域や急傾斜地崩壊危険区域といった災害時に危険となりそうな場所を解説。同署の担当者は「高校にはさまざまな場所から学生が集まっているので地域については分からないことも多いと思う。データ集めからしっかりやってほしい」と話す。
生徒らは5つのグループに分かれて情報収集などを行い、その情報をもとに地図を作成する。地図は9月26日(土)と27日(日)に行われる文化祭で、地域住民にお披露目される予定だ。
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