5月末で閉店していた栄公会堂地下の「さんぽみち」が、8月から営業を再開している。
同所は1995年に開店。障害のある人の就労の場としての役割のほか、地域の人々の交流の場としても利用されていたが、経営等の理由から今年5月末で一時閉店していた。
しかし、利用者らから再開を望む声が多く上がったことから再開を検討。コンサートや作品展示を行っていた人々に加え、同所を管理する社会福祉法人訪問の家などの関係者らで構成された運営委員会を立ち上げ、喫茶部門以外を再開することが決まった。訪問の家の名里晴美理事長は「再開を待ち望んでいた声も聞いていた。引き続き活気があり、人が集まる場になってくれれば」と期待する。
誰でも利用可能
今後は運営委員会が中心となって、コンサートやギャラリーでの展示、編み物や絵などの教室も行っていくという。すでに8月4日からはギャラリーでの展示も再開。5日には栄ソリスティによるピアノのコンサートが行われ、再開を待ち望んでいた人々が集まった。
同所の運営委員会の瀬畑久美子代表=人物風土記で紹介=は「小さなスペースだけど、お客さんと出演者らのふれあいの場になれば。気軽に立ち寄ってください」と話している。
スペースはギャラリーでの展示かコンサートを開催していれば、誰でも自由に利用することができる。時間は午前10時から午後4時30分まで。月曜定休。
直近では8月22日(土)にジャズ、26日(水)にクラシックのコンサートを開催予定。またギャラリーでは、25日(火)から30日(日)まで水彩画を展示する。その後のスケジュールは同所や公会堂外に設けられた掲示板を参照。
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