2016年第4週(1月25日〜31日)におけるインフルエンザ患者報告数などが市健康福祉局健康安全課・市衛生研究所から発表され、市全体で警報発令基準値を上回っていることがわかった。例年、警報発令後も報告数は増加する傾向にあることから、市では手洗いなどの感染予防や早期受診の重症化予防対策の励行を呼び掛けている。
今回、市内146カ所の医療機関(定点)から報告された患者数の平均値は33・42(罹患数4880)で、警報発令レベルの30・00を超えている。区別では栄区が市内で最も多い51・67(同310)となり、第3週の16・17(同97)から大幅に増加。他区でも軒並み報告数が急増しており、第3週の注意報発令(基準値10・00)から警報発令へとレベルアップした形となる。
罹患者の年齢構成では第2週以降、10歳代未満の報告数が増加。第3週・4週ともに全体の60%近くを占めた。
市内の学級閉鎖施設数は第3週が32だったのに対し、第4週では92(幼稚園7・小学校77・中学校7・高校1)と激増。第5週以降も増え続けているという。
栄区内でも1月19日以降、5つの小学校で計15学級、1学年が閉鎖の措置を行った(1月29日時点)。栄区福祉保健課の担当者は「流行警報が発令され、今後も患者数が増加すると見込まれている。ワクチンを接種した人でも、外から帰ってきたら手洗い・うがいを徹底してほしい」と話している。
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