栄消防署(佐藤重義署長)は2月18日、人命救助に貢献したとして佐藤淳子さん(桂台南在住)に対して感謝状を贈呈した。
昨年12月9日午後7時45分頃、ジョギング中だった佐藤さんは桂台南1丁目の路上で80代男性が倒れていたところに遭遇。男性は心肺停止状態で、現場に居合わせたもう1人の男性が119番通報するとともに、佐藤さんと2人で交代して胸骨圧迫を行った。
その後7時56分頃に救急隊が駆け付けると、救急隊員が胸骨圧迫やAEDを使った救命処置を実施。倒れていた男性は救急車内で自己心拍再開及び総頸動脈で脈拍触知可能となり、病院へ搬送されて入院していたが、2月12日に退院して社会復帰している。
佐藤さんは数年前に桂山公園で行われた救命講習に参加し、胸骨圧迫などを体験。「やってみて駄目だった時は仕方ないから、できないかもしれないけどまずはやってみようと思った。助かったと連絡があった時は本当にうれしかった」と現場での出来事を振り返り、男性が一命を取り留めたことを喜んだ。
佐藤署長は「市民から救急隊、そして医師という救命のリレーがうまくいって尊い命が救われました。勇気を持って行動に移していただいたことに感謝しています」と述べた。
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