参道の補強や桜並木の植え替えのため、2014年11月から改修が行われてきた鎌倉市の鶴岡八幡宮若宮大路中央部の「段葛(だんかずら)」。整備工事の竣功式と渡り初めが3月30日に行われた。
当日は鶴岡八幡宮や工事の関係者らが出席し、二ノ鳥居前で竣功式が執り行われた。その後、同宮の神職らが先導し、鎌倉鳶職組合による木遣りや纏いが披露されるなか、松尾崇鎌倉市長や久保田陽彦鎌倉商工会議所会頭、歌舞伎役者の中村吉右衛門さんらが「渡り初め」に臨んだ。また同宮舞殿で、中村さんによる舞の奉納が行われた。
1年半かけ改修
今回の改修は、参道を支える石積みにひび割れやたるみが目立つようになったことや、大正初期に植えられた桜の老化が進んだため、14年11月から約1年半かけて行われてきた。
左右の堤はコンクリート擁壁の上に石積みする構造にして崩落を防止するほか、参拝者による踏み固めで桜の根を傷つけないよう、参道下に基盤材を埋設。地下の土層を保護するために参道路面を南側に向かってかさ上げした。また248本あった桜は全て植え替えられ、177本になった。
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