伊勢志摩サミットや東京五輪を見据えて栄警察署(川名愛司署長)は4月18日、栄公会堂でテロ対策訓練を実施した。
これは警備が手薄となる「ソフトターゲット」と呼ばれる場所における対策として行われたもの。公会堂では初の訓練で、同署や栄公会堂、栄消防署から約60人が参加した。
訓練はロビーでコンサートの開催中に、不審者が現れた想定で行われた。演奏中に催涙スプレーやナイフを持った不審者役が現れると、公会堂の職員が対応して110番通報。その後駆け付けた警察が事情聴取、消防が負傷者の救助などを行い、警察署内では緊急配備指令を出す所までの流れを実践した。
同署の治部太一警備課長は「(施設側では)普段はこういった不審者へ対応することもなく、課題なども分かってよかった。機会があれば区内にある他の施設でもやっていきたい」とコメント。公会堂の職員は「訓練を通して改めてどこの施設でもテロのようなことが起きうると実感した」と話した。
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