栄区内で自転車盗難の被害が増加しており、栄警察署(川名愛司署長)では注意を呼びかけている。
今年に入り、94件の自転車盗難被害が発生(7月末時点)。前年同時期と比べて33件増加しており、同時点での犯罪全般の認知件数の3分の1を占めている。
自転車盗難の場合は一般的に被害額が5000円から1万円ほどとなることがほとんどだが、10万円を超える高額な被害も。さらに駅周辺などの駐輪場に限らず、マンションや一軒家の敷地内から盗まれる被害も確認され油断ができない状況だ。
被害に遭った自転車を見ると3分の2が無施錠ということもあり、同署は各地の駐輪場などに張り紙の掲示=写真=、防犯講話、啓発チラシのポスティングなどの対策を行って施錠の徹底を呼びかけている。しかし依然として被害は続いており、今後も注意が必要だ。
同署生活安全課の須山秀樹課長は「施錠するのは大前提で、ほんの少しの間とめるだけでもワイヤー錠などでダブルロックを心がけて、高価な自転車は自宅の中に入れるなど対策を行ってほしい。自転車盗難というと小さい犯罪と思われがちだが、振り込め詐欺と同様に注意してほしい」と話している。
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