無作為抽出の横浜市内在住者3000人を対象にした「平成28年度市民意識調査」が実施され、その結果の速報がこのほど市政策局から公表された。
同調査は市民の生活意識や市政に対する満足度などを把握するため、昭和47年度から毎年行われている。今年度の調査項目は市政に対する満足度や要望、生活価値観、地域への愛着など。結果の詳細は来年3月頃の公表を目途に、報告書としてまとめられることになっている。
今年度の速報概要によると、「心配ごとや困っていることは」の設問に対して51・3%が「自分の病気や健康、老後のこと」と回答。「家族の病気や健康、生活上の問題(40・3%)」「景気や生活費のこと(27・5%)」が続き、心配ごとの上位3項目を占めた。
市政への満足度で最も多かった回答は「バス・地下鉄などの便(50・1%)」。要望では「地震などの災害対策(36・6%)」「高齢者福祉(28・1%)」「防犯対策(25・1%)」などが上位項目となった。
定住意識については、現住地に住み続ける「定住意向(66・0%)」が前回調査より5・0ポイント増加。逆に「移転意向」は15・7%に止まり、前回調査より4・2ポイント減少した。
生活満足感を尋ねる設問では、約7割が今の自分の生活に「満足(まあ満足)」と回答。生活価値観に関しては「夫も家事や育児を分担すべきだ」とする回答が約7割を占めた。
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