栄図書館(板坂健治館長)では10月8日、歴史講座「市民の暮らしの中を流れる川に〜いたち川の30年」を開催した。
同館で人気の歴史講座は、毎年テーマを変えて行われている。今年は区制30周年を記念し、シンボルリバーとして区民から親しまれている「いたち川」をテーマに、この30年での変化について取り上げた。
講師を務めたのは、株式会社吉村伸一流域計画室の吉村伸一代表取締役。吉村代表はかつて横浜市の職員として同川の河川整備に携わっており、28人の参加者に対して写真を見せながら整備の様子やこの30年での同川の変化を解説した。
1982年に同川の自然を復元する整備の計画・設計に取り組んだ吉村代表。当時の同川は河川工事で直線化されてコンクリート護岸で固められたどぶ川で、昔のような自然の状態を回復する整備に賛成する地元住民はいなかったという。
それでも何とか了承を得て整備を進め、その後はプロムナードや水辺なども整備されて現在のような状態となっていった。吉村代表は「今では区民の方々に親しまれる川となっていてうれしい」と話した。
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