市商連「ガチあま！」
紅谷の豆大福が金賞
シャーロン、菊月も入賞

ナンバー１を喜ぶ紅谷・鈴木さん（前列中央）ら
入賞のシャーロン・金子さん（上）と菊月・花さん

　「ガチでうまい横浜の商店街あまいものNo.１決定戦」（通称「ガチあま！」）の投票結果がこのほどまとまり、御菓子司横浜紅谷（富岡東）の「豆大福」が最多の１３９９票を獲得し、金賞に輝いた。また、シャーロン（西柴）の「スモールポテトパイ」が銀賞、御菓子処菊月（寺前）の「かねさわ一番ポテト」が銅賞を獲得した。

　このイベントは、横浜の商店街活性化につなげようと、横浜市商店街総連合会が主催。18区から82の店舗が参加し、６月から９月までの間、ハガキとインターネットで投票が行われた。結果を受けて、金賞１店、銀賞３店、銅賞５店がこのほど選ばれた。投票総数は１万７１０３票だった。

各店が喜びの声

　頂点に立った紅谷の豆大福は、甘みと塩気のバランスが絶妙な小豆こし餡と、アクセントの赤エンドウ豆が特徴。店主の鈴木道弘さんは、「念願叶った、という感じ。まさか叶うと思わなかったですね」と笑顔。「地元で64年、先代から味を受け継いできた。うちの味を知るたくさんのお客様が投票してくれたのが大きかったのでは」とし、「みなさんへの感謝の気持ちが一番。味を落とさないように、謙虚な気持ちで和菓子作りを続けていきます」と抱負を語った。

　「１位を目指していたが…」と悔しさをにじませるのは、シャーロンの金子久記社長。上品な甘さとほくほくの食感が自慢の「スモールポテトパイ」が銀賞に輝いた。「多くの方に投票いただいたことに感謝。これからも地域密着でがんばりたいです」と話した。

　菊月のバター風味豊かなスイートポテト「かねさわ一番ポテト」は銅賞を受賞。店主の花博一さんは、「皆さんに支えてもらった結果。見た目が地味なので、まず食べてもらおうと試食を出した。味で評価されたのでは」と喜んだ。

　金沢区が金・銀・銅の３賞を獲得したことに、区商店街連合会の遠藤尚男会長は「たいへん喜ばしいこと。これが商店街活性化につながれば」とコメントした。

　投票結果は「ガチあま！」公式サイト【URL】www.gachi045.comから閲覧できる。