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能見台小3年2組 「ビーコンケーキ」を考案 地元パティスリーで販売

教育

公開:2015年3月12日

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 能見台小学校(堀川憲雄校長)3年2組の児童が考案した”能見台らしい”ケーキが3月6日、パティスリーサリュ(塚本好男オーナーパティシエ)で「ビーコンケーキ」として期間限定で販売開始された。一年の間授業を通じ親交を深め、集大成として実現した。

 販売当日の開店前、ショーケースにビーコンケーキが並ぶと児童はガラスに顔をつけながら食い入るように眺めた。塚本さんが登場すると、集まった32人が「ケーキを作ってくれてありがとう」と元気に声を揃えた。

一年の成果、形に

 昨年6月、社会科の街探検で同店を訪れたことがきっかけ。以降、総合学習の時間で同店をテーマに授業を進めてきた。「地域への思いや能見台らしい商品があることなどを調査し、エクレア作りもさせてもらった」と担任の荒井真妃教諭は話す。学習成果を発表する昨年11月の「能見台っ子フェスティバル」では、「ミニ・サリュ」を企画。「お世話になったので宣伝したい」と調査発表や、同店のケーキを紙粘土で作って展示するコーナーを設けた。児童が考案した”能見台らしい”ケーキも展示し、人気投票を実施。一位を獲得した、高野圭悟君考案のビーコンケーキが商品化されることになった。

「地域に感謝を」

 チョコレートのスポンジとイチゴムースやクリームが交互に重なるビーコンケーキ。「マンションを想像して四角にし層になるように作った」と高野君は話す。完成品を前に「すごく上手で嬉しい。このまま売り続けてほしい」と笑顔がこぼれる。

 今年2月には、塚本さんのためにミニ・サリュを再度開店。サプライズで塚本さんから児童へ試作品が振舞われた。「イチゴをサンドするなど忠実に再現した」と塚本さん。高野君の意見に、味の統一感などプロの視点を取り入れ完成させた。販売初日は児童の家族らが多く訪れ、夕方には完売。「ケーキ屋は夢のある職業だと思う。地域の学校に関わり協力できて良かった」と感想を話した。

 4月からは学年があがる児童。最後まで友達や地域に配るチラシを作り成功を見届けた。荒井教諭は「地域の支えを心から感じ、大人になっても街に誇りを持ってほしい」と話していた。

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