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地震センサー 「揺れ」の活用アイデア競う 一般家庭への普及目指す

社会

掲載号:2015年7月23日号

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金准教授(右)から表彰を受ける「堀田沼。」チーム
金准教授(右)から表彰を受ける「堀田沼。」チーム

 リアルタイムで「揺れ」を感知する小型センサーを活用し、日常生活を少し便利にできないか――そんなアイデアを出し合う市民参加型のイベントが7月18日、アカサカテック・コモンスペース(白帆)で開かれた。地震計としてだけでなく身近な活用法を模索し、一般家庭への普及を狙う。

 主催したのは、横浜市立大学の金亜伊准教授の研究室。市販されているMEMS加速度センサーと小型コンピューターを組み合わせ、一般家庭や学校でも導入しやすい安価な(1万円程度)地震波計測センサーネットワークを構築した。このセンサーは地震計としてだけでなく、揺れを感知することでカメラを起動し、遠方に住む家族の見守りに活用することも可能。災害時には周辺の状況も連動して取得できるため、メディアよりも早く被害状況を把握できるという。金准教授は「今回は、地震や防災と言う限られた分野からだけでなく、市民の方から広くアイデアを募りたかった」と企画意図を話す。

 当日は学生や地域住民ら26人が参加。少人数のグループに分かれ約3時間、アイデアを出し合った。最後に各グループが一押しのアイデアを発表。「農作物を動物の被害から守るセンサー」「座る時の揺れを利用したブーブークッション」「舗装していない道が分かるドライブレコーダー」など硬軟織り交ぜた幅広いアイデアが披露された。そんな中、優秀賞に輝いたのは「堀田沼。」チーム。セキュリティー会社と提携し、長期に留守する時だけ見守りに利用し、コストを抑えるという意見が評価された。

細かな地震情報も

 現在、全国には約1500の地震計が、約20〜30Kmの間隔で設置されている。だが1基100万円以上するため、今以上の普及は現実的ではない。「安価なセンサーが普及すれば、よりきめ細やかな地震情報の提供につながる」と金准教授。普及のためには、減災・防災だけでなく日常的にも有益な使い方を提示することが不可欠だと考える。「カスタマイズもできるので、今後は各地域コミュニティに特化した取り組みも進めたい」と話した。

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