関東学院大学サッカー部の萱沼(かやぬま)優聖選手(工学部4年)と富樫敬真(けいまん)選手(人間環境学部4年)が同大学で初めて「JFA・Jリーグ特別指定選手」に選ばれた。萱沼選手は7月15日にカターレ富山(J3)へ、富樫選手は8月5日に横浜F・マリノス(J1)へ登録された。
「JFA・Jリーグ特別指定選手」とは、若いサッカー選手が、Jリーグなどのプロの試合に出場できる制度。対象は高校生や大学生ら。認定期間は3カ月で、実績が認められれば契約は自動更新する。特別指定選手は卒業後、Jリーグへ進路を進めることも多い。
萱沼選手はカターレの、富樫選手はマリノスの練習に事前に呼ばれ、能力が認められて特別指定選手への登録が決まった。
初ゴールで貢献
萱沼選手は「カターレの練習に参加し、翌週にはオファーを受けた。トントン拍子で驚いたが、素直に嬉しかった」と振り返る。
登録直後の7月19日には、対SC相模原戦にFW(フォワード)で初出場。翌週の26日、福島ユナイテッドFC戦では初ゴールを決め、チームの勝利に貢献した。
「足元の技術やドリブルなどを学んでいる。得点にからむシュートや走ることが自分のもち味だと思うので、貢献できるよう頑張りたい」と意気込む。
「チャンス逃さない」
中学時代、マリノスのジュニアユースに所属していたという富樫選手。横浜F・マリノスの特別指定選手に決まり「またマリノスに関われることが嬉しかった」と話す。ポジションはFW。点に絡むための動き出しなどが評価された。
伝統あるチームへの練習参加は「めちゃくちゃ緊張した」というが、「ベテランの先輩が声を掛けてくれたおかげで自然と馴染めてきた」という。「(練習を通して)自分の未熟な点がより浮き彫りになった。チャンスを頂いた際に逃すことがないよう、練習を重ねたい」と話す。
両選手は現在、同大学のサッカー部として、11月中旬まで行われる関東大学サッカーリーグ戦の後期日程へ出場している。同部は前期を終えた時点で2部リーグの2位。後期日程で優勝すれば、1部リーグに昇格する。萱沼選手は「今はまず、大学最後のリーグ戦に全力を注ぐ。1部昇格し、サッカー部への置き土産にしたい」と話した。
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