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外国人向けPR 各所で 認知度の向上に課題

文化

掲載号:2015年10月15日号

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東光禅寺で行われた外国人向けの禅の体験会
東光禅寺で行われた外国人向けの禅の体験会

 日本を訪れる外国人が急増する中、金沢区内の名所や日本文化を紹介しようとする動きが、各所で始まっている。在日外国人や留学生に区内の名所を楽しんでもらう試みや、ソーシャルネットワークサービス(SNS)を使った宣伝などの取り組みを取材した。

 東光禅寺(釜利谷南)は、日本に伝わる「禅」を外国人にも知ってもらおうと、坐禅や写経の体験会を、今年5月から数カ月に1度のペースで行っている。

 9月26日には、横須賀市に住む外国人3人が体験会に参加。初めて行う坐禅や写経に、真剣な表情で取り組んでいた。

 同寺は坐禅や写経に興味を持つ外国人を常時受け入れている。現在は横須賀市からの来訪者が多いが、小澤大吾副住職は「今後も継続することで、区内に住む外国人の方にも知って貰えれば」と話す。

まずは「近隣へ」

 横濱金澤シティガイド協会は今年4月から、称名寺で外国人向けの無料ガイドを始めた。毎週土日に、英語ガイドのスタッフが待機し、希望者に対して無料ガイドを行っている。

 同協会によると、1カ月あたり訪れる外国人は20組から30組。その大半が日本人同伴で、ガイドの必要がない場合が多数だという。ガイド依頼が多いのは、区内大学への留学生や、横浜研修センター(福浦)で福祉を学ぶ研修生だ。

 将来的には、外国人を対象とした区内観光ガイドを充実させていきたい考えだ。しかし同協会の藤田守理事は、区内観光地の認知度の低さを課題に挙げる。「シティガイド協会のホームページには英語ページも用意しているが、アクセスや反響がまだ少ない。まずは逗子や横須賀方面など近隣に住む外国人にPRすることから始めたい」と話す。

SNSを活用

 日本政府観光局によると、訪日する外客数は2011年以降急増。14年は年間で11年の倍以上となる1300万人が訪れた。

 そんな中、京浜急行電鉄は、羽田空港に降りる外国人旅行客を京急線沿線の地域に呼び込むための取り組みを始めた。その方法のひとつが「SNSの活用」だ。

 同社は昨年7月、沿線の観光地を紹介するためのFacebookページを英語と中国語でそれぞれ開設。国内に住む外国人留学生に沿線を観光してもらい、外国人目線で体験談を書いてもらうことで、海外へアピールしようという狙いがある。今年2月から沿線各所でツアーを実施。区内でも8月に行われ、称名寺や横浜・八景島シーパラダイスを巡るツアーに3人が参加した。

 Facebookのページを評価する「いいね!」の数は、両ページ合わせて約6万に上る。同社担当者は「今後も留学生の視点を活用しながら、外国人のお客様に魅力的な情報を発信していきたい」と話す。

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