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横浜市立大学特別契約教授でスマートイルミネーション横浜実行委員長を務める 国吉 直行さん 栄区在住 70歳

公開:2016年2月11日

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地域性生かし”街の個性”に

 ○…「横浜の代表的なデートコースはたいていプロデュースしている」とにっこり。馬車道や汽車道、赤レンガ倉庫など「街の個性」となる歴史的建造物を生かし、港・横浜の景観づくりに尽力してきた。横浜市職員から横浜市立大学の教授となった今も、情熱は変わらない。スマートイルミネーション横浜実行委員長を始め、新区庁舎や区画整理事業が進む金沢八景など街づくりに関わり続ける。

 ○…高校生で建築家を志し、早稲田大学建築学部で学んだ。当時は学生運動の全盛期。その風を受け、建築の社会的意義を自問した。たどり着いた答えは「街づくりの視点を取り入れた建築」。学生ながら建築学会事業委員会の一員となり、「街づくりを考えるコンペ」を企画した。テーマに浮かんだのが当時、造船所のあった横浜・桜木町。訪れた市役所で、対応してくれたのが後に上司となる都市プランナーの田村明さんだった。採用試験は受けなかったが、この縁から大学院卒業後、市の嘱託研究員として働くことになる。

 ○…「3年ぐらい勉強しよう」という気持ちで始めた市職員。名刺には勝手に「アーバンデザイナー」の文字を刻んだ。「勝手なことするなと怒られたが、自分を追いこむため。見栄を切ったからには、良い仕事をしなくちゃいけないから」。必死になって仕事をし、結果を残す。その繰り返しで、いつしか”替えのきかない職員”に。気づけば44年がたっていた。

 ○…指導担当するゼミ「金沢研究会」は定期的なマルシェの開催などで地域とつながる。「自分は八方破れな学生だったけど、どんどん外へ行き、自分で自分を育てた。今の学生もどんどん主体的に動いて活動して欲しい」と期待をかける。金沢の街づくりに望むのは、歴史性を生かした個性と永続性のある景観。「今は個々に活動している各団体や町内会などが連携し、新しい金沢を全体的に作っていく試みができれば」

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