安産の道 ママへのススメ8 協力:山本助産院 担当:伊藤充代助産師
妊娠すると体重増加が気になるところです。妊婦健診の前には朝食を抜いてみたり、できるだけ薄着にしたり、体重測定のたびに一喜一憂する話をよく耳にします。太ると赤ちゃんが大きくなりすぎるとか、産道にもお肉が付いて難産になるとか…。でも痩せてるから安産で、太ってるから難産になるかというと決してそうではありません。大事なのは、野菜を中心に肉も魚もバランスよくしっかり食べて、しっかり動くこと。
最近は太ることを恐れて過度な食事制限をし、赤ちゃんが大きくなれない、疲れやすい、出産時のスタミナがないなどの問題も増えてきています。以前は「小さく生んで大きく育てる」と言われていましたが、小さく生まれた赤ちゃんが将来、「生活習慣病のリスクが高くなる」ということもわかってきました。
妊娠中に蓄えられた脂肪は、分娩時のエネルギーにもなり、母乳の原料として還元されます。母乳をしっかりあげれば産後ダイエットにもなりますよ。もちろん、急激な体重増加は血圧が上がってきたり、糖尿病などの合併症を引き起こしたりすることもあるのでやみくもに体重を増やして良いというわけではありません。特にむくみなど水分で体重が増えるときは要注意。代謝が落ち、多くのトラブルのもとになります。身体を冷やさない工夫をして、ウォーキング、スクワット、雑巾がけ等よく体を動かして全身の血や気の巡りを良くしましょう。軽快な音楽に乗ってのエクササイズやゆったりリラックスのマタニティーヨーガもお勧め。他院で出産予定のママも、歓迎します。
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