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金沢動物園インドゾウ 横浜初の繁殖に望み 初同居で好感触

社会

掲載号:2016年10月20日号

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ボンの力で押しやられるチャメリー(右)
ボンの力で押しやられるチャメリー(右)

 横浜で初となるインドゾウの繁殖を目指し、よこはま動物園ズーラシア(旭区)から金沢動物園にやってきた雌のチャメリー(25)。10月7日に初めて、ペアリングを試みる雄のボン(40)と対面。今後は様子を見ながら2頭を同居させ、繁殖につなげていく予定だ。

 20代半ばまでの初産が推奨されているゾウ。約2年と長い妊娠期間を要する。ズーラシアで、雄のラスクマル(26)と雌のシュリー(21)と同居していたチャメリー。繁殖は成功に至らなかったため、年齢を考慮しチャメリーの移動が決定した。

 約3・2トンの巨体を輸送箱に収め、トラックに揺られて来園した9月20日。「新しい部屋に入るまでは落ち着き、数十分後には餌もたくさん食べた」と、ズーラシアでチャメリーの成長を見てきた古田洋さんは振り返る。同園のボンや雌のヨーコ(38)と柵ごしに顔を合わせるなど、徐々に環境に慣れ同居の日を迎えた。

 放飼場にチャメリーを放し、ボンがいる石柱の扉を開けて待つこと約10分。その姿を捉えると、チャメリーは一目散にボンの元へ。だがボンは後ろ足でチャメリーを蹴りながら後退。2頭は激しくぶつかり、普段と違う様子にヨーコの鳴き声が場内に響くなどその場に一時、緊張感が走った。「圧倒的な力の差を感じてすぐにチャメリーが引いた。一番心配していた力関係に決着がついてよかった」と古田さんは安堵する。

 また、ボンに背中を向けたまま動かないチャメリーの姿も確認。「ズーラシアでは見られなかった受け入れ態勢のサイン。今後の希望が見られた」。気の強いチャメリーがボンに関心を示し、実りあるファーストコンタクトになった。

 現在、国内の動物園で飼育されているアジアゾウは89頭。125年のゾウ飼育の歴史で繁殖は16例、8月現在で育っているのはその半数だ。数十年後には国内でインドゾウが見られなくなる可能性があり、今回の移動は大きな使命を持つ。「次の発情期の12月中旬頃に合わせ、ボンと再度同居を試みたい」と話した。

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