物語でめぐるわが街 『駅伝ランナー』『駅伝ランナー2』『駅伝ランナー3』佐藤いつ子著 角川文庫文・協力/磯子図書館
磯子区では、毎年秋に、区内の事業所の敷地内を会場として駅伝大会が開催されます。
「駅伝ランナー」は、この磯子区民駅伝大会がモデルになっています。
主人公の走哉は、運動会のリレー代表にあと一歩のところで選ばれず、悔しい思いをしました。しかし、走るのが好きだという気持ちで、小学校生活最後の駅伝大会のメンバーにエントリーします。
最初は補欠出場の予定でしたが、思いがけずアンカーを走ることになり、そこで感じた爽快感や達成感と、中学校の陸上部の先生の一声に背中を押され、陸上部のある隣の学区の中学校へ進学します。
続く2巻では、念願の陸上部に入部した後の主人公と、それを支える親友の姿が書かれています。
全3巻の中から、主人公の挫折や、複雑な事情を抱えた親友の心の葛藤など、登場人物たちの揺れ動く気持ちが伝わってきます。
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