防災教育の重要性
最近の災害の傾向を見ると、これまでの常識が役に立たないほど被害が甚大です。災害に関する正しい知識による適切な行動は、地震や大雨による土砂災害、洪水などで重要です。
そこで、学校での子供たちへの防災教育は、学校時、海や川の近くの時、街なかなど、災害に遭うさまざまな場面を想定して、身の安全を図るためにどのような行動をとれば良いかを学ぶ必要があります。自宅の時も同様です。実際の被災地の様子を映像で見たり、災害を防ぐ取り組みについて考えるなど、より具体的な指導が必要です。さらに、震災等で怖い思いをした児童・生徒の心のケアも重要な問題です。
子供たちが自分の身を守る方法を学ぶと共に、災害に遭った方々に、何か役に立つことを考えることも大変重要と思います。例えば、学校等の避難場所にお年寄りや乳幼児を抱えた人など、地域の人々が避難してきた場合、力仕事を手伝うとか、乳幼児の面倒を見るなど、人の役に立つことを事前に防災学習の中で議論することも非常に意味があります。
神奈川県においても、教職員が緊急時に適切な対応をとる為の防災に関する意識向上と知識習得の研修や、児童・生徒の発達段階に合わせた防災教育を充実することが、いざという時あわてることなく適切に対応できるものと考えます。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|