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公開日:2019.03.07
レインボーネットワーク磯子
在宅療養を劇で紹介
医療・介護職者が本職演じる
磯子区内の在宅療養に関わる専門職のメンバーが出演する劇「お願いだよ。最期まで家にいたいよ。」が3月9日(土)、杉田劇場で開かれる。劇を通して、在宅療養を知ってもらうことを目的に、専門職で働く関係者が自ら演じ周知する。
この劇は、2018年度磯子区在宅医療市民啓発講座「最後まで家で過ごすということ」の一部として実施。磯子区内の在宅療養に関わる、医師、歯科医師、薬剤師、ケアマネジャー、福祉用具事業者などから構成される多職種連携会議「レインボーネットワーク磯子」が主催する。
横浜市は2019年を機に人口減少に突入するといわれている。磯子区でも高齢化が進んでおり、医療、介護の連携や在宅療養は喫緊の課題だ。
磯子区では、2006年から磯子ケアマネ連絡会が主催し、医療、介護の専門職を対象に医療などについて学ぶ「在宅療養勉強会」を行っている。14年からは磯子区役所らが主催する「在宅チーム医療を担う人材研修」を実施し在宅や人材育成に関する活動を行ってきた。
一方で、これらの活動は、個別に行われていた。在宅療養に関する連携や課題を専門職全体で共有しようと昨年9月、レインボーネットワーク磯子が結成。劇は今年度の活動で企画された。
多職種で連携
今回の劇では、一部を除き、実際に訪問歯科医師や薬剤師、ケアマネジャーとして働くメンバーが本職を演じる。専門職を自ら演じることで、来場者に分かりやすく伝えたいとの狙いがある。
「病院は治療を行う場であり、在宅で療養を行っていくという昨今の流れの中で、在宅への不安を少しでも解消してもらえればと企画した」と話すのは、磯子区医師会の山高民樹会長だ。さらに「在宅療養がいかに多くの専門職に支えられているかを、劇を通して感じてもらえればうれしい」とも話す。
市民啓発講座は、参加無料で午後2時から4時まで。事前予約なしで当日直接杉田劇場へ。先着250人で定員になり次第入場を締め切る。
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