今年は子年。ネズミといえば小さなハツカネズミなどをイメージする人も多いのでは。「近年、お湯に浸かる愛らしい姿などが人気となっているカピバラも実はネズミの仲間なんです」と話すのは金沢動物園でカピバラを担当する飼育員の庄子泰之さんだ。
カピバラは世界最大のネズミとされる。金沢動物園には3才のころころ(オス)、どんぐり(メス)、ラザニア(メス)の3頭がいる。一番大きなどんぐりは体重が約50キロある。
げっ歯類に分類されるカピバラの特徴は上下の長い2本の前歯。前歯は伸び続けるため、丸太のかじり木や竹など硬いものを噛み調節しているという。また、カピバラは元々野生では南米に生息しているため、寒さが苦手だ。カピバラが同園に来たときから担当する庄子さんは「どうすれば寒い日本の冬を快適に過ごせるのか色々考えた」と振り返る。
展示場は職員らが手作りしたヒーター付の小屋や、季節にあわせ適温に変えているうたせ湯など庄子さんの「カピバラ愛」が詰まった設備が多くある。うたせ湯は季節ごとに庄子さんが入っていて心地よいと思う水温に。「心地よいお風呂の温度は僕もこの子たちも同じみたいですね」と笑顔を見せる。「とにかくマイペースな3頭がのんびり過ごす様子はとても癒されます」と話す。
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