金沢区東朝比奈在住の丹澤芳明さん(69)は、毎日1万歩を歩き続け2月5日に3千日を達成した。2012年11月20日から1日も欠かすことなく続けておよそ8年と3カ月。NPO法人鎌倉シティガイド協会の仲間が見守る中、爽やかな笑顔でゴールした。
記念すべき2月5日は、快晴だった。自宅を午前8時30分頃出発し、朝比奈峠へ。これまで何百回と行き来した歩き慣れた道。行程は順調そのものだった。
ゴールとして設定した鎌倉市役所前の諏訪神社では鎌倉シティガイド協会の仲間たちがスタンバイ。「3000日達成おめでとう」と書かれたプラカードやうちわを手にゴールの瞬間を待っていた。10時30分、丹澤さんが姿を現すと、拍手が。丹澤さんはそれに応えるように両手をあげてゴールテープを切った。歩数計は1万4千歩を越えていた。
健脚ぞろいのシティガイド協会のメンバーだが、「ずっと続けるのはすごいこと。とても真似できない」と口を揃えて称賛する。丹澤さんは「(達成できたのは)ガイド協会と銭湯通いのおかげ」と笑顔を見せた。
達成への重圧も
「順調そのもの。気持ちよく歩けた」と3千日目のウォーキングを振り返る丹澤さん。だが、達成を目前にしてプレッシャーに悩まされた。
昨年12月にひざの痛みを感じて病院へ。医師からは「歩かないで」と言われたものの、「歩きながら治したい」と主張。週に1度、注射を打って歩き続けた。また、1月18日には運転中に後ろから車に追突されるアクシデントも。幸いケガもなく無事に3千日目を迎えることができた。
「やったなあという思い」と感慨深げに話す丹澤さん。夏には熊野修験道を仲間と一緒に歩くことも計画中だ。「歩くことを辞める理由はないので、これからも楽しく歩き続けたい」と話した。
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