岡村地区連合町内会の会長に就任した 宮澤 章さん 磯子区岡村在住 74歳
地域での楽しみ伝える
○…岡村天満宮や三殿台遺跡、久良岐公園など、歴史や自然が豊かな磯子区の岡村地区。5月から新たな連合町内会長に就任した。「今までの会長たちはリーダシップが強かったが、私は同じようにはできない。皆さんの協力を得ながら、地域のために活動していきたい」
○…生まれは南区で、小学1年までは父の実家があった長野へ。その後磯子に移り住み、滝頭小学校、岡村中学校に通った。今でこそ住宅が広がる岡村地区だが、「昔は畑や田んぼばかりだった」。仕事では長年家電メーカーに勤め、退職後は磯子区内の福祉施設で障害者の就労支援に携わった。自治会活動には現役時代の約25年前から参加。最初はたまたま声が掛かったことがきっかけだったが、「面白い役員さんが多くて、行事の後の懇親が楽しみで」。これまで防犯部や青少年指導員などの役を担ってきた。
○…将棋や囲碁が趣味のひとつ。現役時代は仕事の中休みに、近年は地域の脳活クラブで対局を楽しんできた。コロナ禍で地域での活動は止まってしまい、「対局の機会がなくてつまらない」とぽつり。テレビやパソコンを通して親しんではいるが、実際の対局が気兼ねなくできる日々を心待ちにしている。
○…例年は夏祭りや健民祭、文化祭などを行なってきたが、他地区同様に昨年度は新型コロナの影響で中止になった行事も多かった。今年は対策を踏まえて「大きな行事をどれだけやっていけるのか」。さらに防災や地域での支え合い、若い世代の加入促進も進めていくつもりだ。「自分が楽しかった経験があるので、少しでも楽しみを知ってもらって自治会の活動に参加してほしい」と語り、地域での楽しみを伝えていく。
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