横浜高校(金沢区能見台通)の囲碁・将棋部の女子生徒3人がこのほど、全国高校総合文化祭将棋部門の神奈川県予選女子団体の部で優勝。力を合わせて全国大会県代表の座をつかんだ。昨年度から共学となった同校で、女子生徒が全国大会へ出場するのは初めて。
同校の囲碁・将棋部は、共学になる前から男子個人で全国大会優勝、団体でも全国出場の実績を持つ将棋の強豪。女子部員は昨年から徐々に集まり、現在は5人が在籍する。今大会には北山梨紗さん、石部伶奈さん、大日方未明さん(いずれも同校2年)の3人が団体戦に出場した。
2人はデビュー戦
石部さんと大日方さんは昨年、北山さんは今年4月に入部したばかり。昨年11月に石部さんが個人で大会に出場したが、他の2人は今大会がデビュー戦となった。
相手は全国新人大会の県代表・東海大相模高。3人は顧問から教わった戦法で挑み、粘り強い対局で石部さんと大日方さんが勝利し、全国出場を決めた。石部さんは「チームのために勝たなきゃと力が入ったけど、教わった戦法でのびのび指すように意識した」、運動部と兼部する大日方さんは「最初は相手が優勢だったけど、目の前のことに集中したら逆転できた」と振り返る。
普段は週3〜4日の部活動と、同部OBが開いた金沢文庫将棋サロン(谷津町)へ自主的に通って力をつけてきた3人。顧問の宮田潔教諭は「継続力や集中力があり、どんどん強くなっている。これからが楽しみ」と期待を込める。
「まだまだ経験は少ないけど、少しずつ経験を積んで横高の女子将棋部を広めていきたい」と北山さん。3人が出場する第45回全国高校総合文化祭は7月31日から、和歌山県で行われる予定だ。
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