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金沢区・磯子区 トップニュース社会

公開日:2023.07.13

海の公園
海水浴場がオープン
4年ぶりに海開き式も

  • 砂浜で行われた巨大かるた取り大会

  • 消防隊や救助隊、ライフセーバーが連携

 横浜市内唯一の海水浴場である金沢区の「海の公園海水浴場」が、7月8日にオープンした。初日には4年ぶりに海開き式などを開催。多くの人が集まり、オープンを祝った。開設は8月31日(木)までの55日間。

 1988年に同園が開園して以来、30年以上にわたって市民に親しまれている同園の海水浴場。約1Kmに渡る砂浜が広がり、春先には潮干狩り、夏には海水浴を楽しもうと、毎年多くの人々が訪れている。しかし、感染症拡大の影響で2020年は開設されず、21年は8月上旬から休場に。22年は開設されたものの、海開き式などは実施されなかった。

 4年ぶりに行われた海開き式には、永井京子区長や同園を管理する横浜市緑の協会の橋本健理事長など、地元関係者ら約50人が出席した。主催者や来賓のあいさつに続き、海開き宣言を実施。金沢小学校の児童4人が「楽しみにしていたみんなの夏がやってきました。早く大好きな海の公園で海遊びがしたいです。令和5年7月8日、海開きを宣言します」と堂々と宣言した。

 続いて行われたイベントは、従来の音楽演奏やフラダンスのパフォーマンスなどから参加型へと内容を一新。「ビーチサンダル飛ばし大会」やご当地かるた「カナかる!」を使った「ビーチ巨大かるた取り大会」が行われ、子どもたちを中心に砂浜でのイベントを楽しんだ。

 イベント後は、津波を想定した避難訓練も実施。園内放送で地震の知らせを聞くと、会場に居合わせた人々は旗を手にしたライフセーバーの誘導に従って高台への避難を実践した。

安全確保へ連携

 開設期間中は10〜15人のライフセーバーが海水浴場に常駐する。その他にも安全確保へ向け、さまざまな取り組みが行われている。海開き前日の7日には同園と金沢消防署、横浜海の公園ライフセービングクラブが連携した水難救助訓練を実施。海面での救助や水中の捜索・救助、水上バイクでの移動や搬送などを協力して実践した。

 同園の海水浴場は21年3月、これまでの監視・救助体制の整備などが一定の基準を満たしたことで、日本ライフセービング協会が総合的な安全性を評価する「JLA認定海水浴場」に認定された。同園の宮口均園長は「海や砂浜で多くの人に楽しんでもらえるように、継続して安全確保にも留意していきたい」と話した。

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